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【カメレオン日記2019】・・・2019年に書いたものです。

ごゆっくりどうぞ・・・※日記は新しい順になっています


魔女のカメレオン日記


満天のゴール
      藤岡 陽子 著
       小学館   \ 1400
丹後半島の小さな町に帰郷した失意のシングルマザーが、地域医療に奮闘する医師や看護師、一人暮らしの老人達と出会う中で、生きることの尊さ、死にゆくことの意味を見つめ直していく介護の物語である。過疎の町、在宅医療の温かさ、人は一人では生きていけないこと、年を取ることは、出来ない事が多くなり、人の助けを借りながでも、自分の出来る事は自分でする。死のゴールを目指して百点満点のゴールを目指す。一人になることも、認知症になることも、怖くないと、温かい勇気がもらえます。おすすめです。


行ってきました
 漫画家による仏の世界展

西国第十四番園城寺(三井寺)の観音堂書院で開かれている。今日は平成4月30日平成終わりの日であり、十連休の真ん中でおまけに雨なので静かな寺内を想い、煩悩の数という百八段を上る。なんと傘をさした観光客でいっぱいです。2014年に故小島功の旗振りで始まったそうです。三井寺開催は15回目だという事です。古い書院の廊下の両側に飾られた70点の仏画はそれぞれの持ち味で思わず笑ってしまいます。秀逸は赤塚不二夫さんのれれれの仏画は、仏さんも苦笑していらしゃることだろう。







魔女のカメレオン日記

マイスポット

テラスの向こうに白梅紅梅が見事に花を咲かせます。もうすぐ春が来ると、桃のピンクが膨らんでくるのを眺めながらのコーヒータイムは至福のひとときです。




魔女のカメレオン日記


 カシス川
        萩野 アンナ 著  
         文藝春秋  \ 1500
親の介護 自分の病は、避けては通れない問題。作者も画家である母の介護と自身のがんが同時に振りかかり、あまりの現実の苦しさに、介護・闘病を小説という形に変えたのが、カシス川である。娘と母の絆、呪縛を他者の目で見る。猫男や記者や造形作家の視点はユーモアであり、また母を「竹取物語」に例えたり、重い現実を見方を変える事で乗り切る事を教えてくれる介護の本です。



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マイスポット

テラスから見る日の出です。素晴らしい朝ぼらけを見ながらのコーヒータイムは至福の一時です。


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